みかんの花日記

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<<   作成日時 : 2007/10/26 15:21   >>

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   雑草と片付けてしまうには、もったいないような可愛く美しい花を咲かせる。

   水田、河原、湿地、溝、といった水辺に生える1年草。どこでも大きな群落をつくり茂って

   いる。かなり水量のある流れの中でも平気で、自分の陣地を拡大するかのような勢いで

   繁茂する。

   水田脇などにも多いが、時には水田の中にまで広がって、農家の稲刈りを邪魔するよう

   な雑草でもある。

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   この花の色は、じつに多彩である。一般的な色はピンクだが、ピンクと一言で片付けられ

   ないほど様々な色のバリエーションがある。花全体がピンクのもの、ピンクと白のツートン

   カラー、赤味の強いもの、純白花など、数え上げたらきりがないほどである。

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   茎には逆刺が生えていて、触るとザラッとする。この刺のお陰でひょろひょろと伸びたもの

   でも他の草に軽く引っかかって直立を保っているようなところがある。大きな集団ではミゾ

   ソバ同志が支えあっている。

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   ミゾソバの別名をウシノヒタイという。それは葉の形から来ている。この葉をじっと見つめ

   ていると、うまい命名をしたものだと感心してしまう。


   さて、ここからが今回の本題に入ります。


   なぜミゾソバを取り上げたかというと、今回皆さんにお見せしたかった花は、地上に咲い

   ている花ではなく、地面の中、土の中で咲いている花をお見せしたかったのです。

         閉鎖花(へいさか)と言います。

   下の画像がその花です。

   
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   わかりますか。この画像はミゾソバの根っこを2本引き抜いたものです。

   ところどころに白い米粒のようなものが見えますね。これが花なのです。

   つぼみのように見えますが、ほとんどのものがもう咲き終わって、種子を稔らせ始めてい

   る状態です。

   閉鎖花というのは、花びらを開かない花なのです。つぼんだままの状態で受粉し、つまり

   自家受粉している花のことなのです。

   もう一度下の画像を見てください。

   
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   米粒のような花が3個見えますね。いちばん下に見える小さな花が今花盛りの状態で

   上の2個はすでに種子がふくらみつつある花なのです。これらのことは、カッターナイフ

   などで花を割ってみるとわかります。

   閉鎖花といえども花ですから、オシベもメシベもちゃんとあるのですよ。

   このようにしてミゾソバは、地上の花でも種子をつくり、閉鎖花でも種子を作るという二段

   戦法によって、確実に種子を稔らせて来年も繁茂するのです。

   今回は閉鎖花のお話しでした。





   閉鎖花については、地上に咲く花より大きな種子を作るとか、調べるとさらに色々な面白   
   いことがわかります。まだ花が咲いている季節なので、興味を持たれた方は是非、自分の目
   で確かめてみてください。

   (画像は2007.10.16から2007.10.24の間に愛知県武豊町周辺の4箇所で撮影)







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コメント(10件)

内 容 ニックネーム/日時
こんばんは!
ミジソバの説明楽しく拝見しました。早速、閉鎖花を確かめて見ます。(*´▽`*)
又、色々と草花の事、知らない事、楽しみにしています。
有難うございました。ミジソバみたいに子孫繁盛になると日本の将来も安心でしょうけど・・・。
かげろう
2007/10/26 18:48
こんばんは。いつもお邪魔しておー、すごー、などと声を上げてみております。でも、声などとどきませんね。ありがとうございます。昨日は近くを観察して歩きました。休耕田にミゾソバが白色、赤色さまざまに一面に咲いていました。近い内にカメラを持ってもう一度見に行きたくなりました。
ayaya
2007/10/26 23:32
みかんさん、皆さん、こんばんは。
地下に咲くミゾソバの閉鎖花については、まったく知りませんでしたので、
大変勉強になりました。どうもありがとうございました。
今度、ミゾソバを見つけたら、掘ってみます。
Yasuko
2007/10/26 23:53
かげろうさん おはようございます。
みかんはミゾソバを見に隣町まで行っています。電車に乗って5駅先です。そこから歩いて30分ほど、かげろうさんのように身近でミゾソバを見られる方が羨ましいです。だからこそ、いろいろ細かく見ているのかも。
みかん
2007/10/27 11:03
ayayaさん ようこそお越しくださいました。大歓迎ですよ。
こうしてコメントを書いていただけると、ayayaさんがいつも見ていてくれたんだ。ということがわかります。みかんには、この時点ではじめて声が届くのですよね。ありがとうございます。
これからも何でもいいですから書き込んでくださいね。また楽しみに待っています。
みかん
2007/10/27 11:09
Yasukoさん いつもコメントありがとうございます。
地上に咲く開放花と比べたら、閉鎖花はとても地味な花ですが、こんな花もあるのですよ、ということを伝えたかったのです。
なお、閉鎖花は地下に咲くものばかりではなく、スミレやホトケノザのように
地上に花をつけるものも多いのですよ。
みかん
2007/10/27 11:14
こんばんは。
ミゾソバの花の色の変化が私をタデ科に引き込んだ理由の一つですが、ミゾソバってどう分類したらいいのでしょうか?ミゾソバとオオミゾソバ。これは区別する必要も無いくらい同じです。葉柄の翼なんて薄いものなら大きくなった株ではよく見かけます。ヤマミゾソバはちょっと違う特徴を持っていますが、交配したような両方の特徴を持ったものもあります。ミゾソバと同じような葉っぱを持ったミヤマタニソバみたいな株もあります。
大好きなミゾソバ。これが最近の悩みです。
ぽんぽこ
2007/10/27 23:15
ぽんぽこさん 今晩は。
最近の学会の研究報告では、日本のミゾソバは大きく4種類に分類できるそうです。論文には目を通しましたが、私には少しわかりにくかったです。ですが、ヤマミゾソバのように明らかに分けるべきだなぁ、と思っている種類もあります。おっしゃるようにヤマミゾソバにもミゾソバとの中間的なものも見られます。まだ私も全部をきちんと見ていないので、分けるべきかどうか、自分の目で見て只今研究中といった段階です。
みかん
2007/10/28 18:56
こんばんは。
研究報告はインターネットで見ることが出来るのでしょうか?出来るのならば是非教えて頂けませんでしょうか?
検索できないのならば、どのような分類だったのでしょうか?
あつかましいお願いですが、今一番興味がある所なのでよろしくお願いいたします。
ぽんぽこ
2007/10/29 22:24
ぽんぽこさん 今晩は。
返事が遅くなり失礼しました。論文はインターネットでは見ることはできないと思いますよ。私も学会で直接発表を聞いたわけではないので、余計に理解しにくかったのかも知れません。コメントでは簡単に説明できるようなことでは
ありません。
みかん
2007/11/05 21:29

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