みかんの花日記

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zoom RSS ハマゴウ

<<   作成日時 : 2007/09/21 06:19   >>

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   海岸の砂浜は、高山と並んで、植物が生育するにはかなり過酷な環境である。

   真夏、じりじりと照りつける太陽は、水分を奪い、裸足では歩けないほどに熱くなる。

   火傷をしそうになるほどに熱した砂浜のことを思えば、そこがいかに熾烈な場所か

   誰もが納得できるところである。

   おまけに海から吹きつける潮風は、常に砂を移動させ、植物の葉や花を、あるいは

   根っこに、常にダメージを与える。

   台風のような異常気象下では、葉はチリチリに、花は強風に吹き飛ばされ、再生が

   不可能ではないか、と思えるほどに痛めつけられる。

   だが、ハマゴウは、そんな過酷な環境で生きている。

   砂浜の最前線に生きるハマゴウは、クマツヅラ科の低木。一見すると草のように見える

   が、意外と太い幹を持ち、砂浜のかなり深くまで根をおろしている。

   地上に出ている部分は、ほんの一部なのである。

   花は6月頃から10月頃まで、かなり長い期間にわたり次から次へと咲き続く。

   普通、花は紫色。だが個体差による濃淡があり、右画像のようなピンクを帯びるものや

   中には真っ白な花を咲かせるものもある。

   画像画像
























   右画像の下の方には果実が写っているが、この実は蔓荊子(まんけいし)と呼び

   漢方では鎮痛、解熱、消炎薬として利用される。中国では盛んに栽培もされている。

   偏頭痛、胃痛、関節痛などに使われるほか、風邪薬や目薬としても使われる。

   果実だけでなく、乾燥した葉は蔓荊子葉といい、外用消炎薬として使われる。

   民間薬としても利用され、かつては頭痛には葉を煎じて飲み、打撲などには葉を突き砕

   いてドロドロにして患部に貼ったものである。

   最近では、芳香のある葉を、入浴剤として利用する人もいるようである。

   また、ハマゴウは土留めの役割をも果たすので、海岸付近の緑化としても利用する。

   
   誰もいない広大な砂浜に、ハマゴウはまるで自分の陣地を確保するように、先へ

   先へと、まるで触手のような枝先を延ばしていた。

   高い空は、季節が秋へと移り変わっていることを告げていた。

   今はもう誰もいない海、ハマゴウは誰に見せるためでもない花を、きょうもたくさん

   咲かせていた。

   画像






















    (2007.9.19 石川県加賀市の海岸で)クリックすると画像が大きくなります。

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
こちらの海岸でも見る事が出来ます(江津の方=江川が流れて)。綺麗な花が咲きますね。海岸の草花もこれからは楽しいです。ハマベノギクなども咲いている事でしょう。
かげろう
2007/09/22 02:15
かげろうさん いつもコメントありがとうございます。
日本海側の自然の砂浜が残っているところは
植物が豊富で楽しいですね。
みかん
2007/09/24 20:56

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